仙人の長~い髭が入っている・・・なーんちゃって//缶詰
中華食品店に売っているこの缶詰、中身が何だかわかったのは最近だ。東南アジア人たちがコーヒーにこれをたら~りと混ぜて飲んでいるのは遠くからだが見たことがあるけれど、ちらりと見ただけで訊いたことがなかった。まあ、腐敗しないような加工を施した牛乳だろうと思い込んでいたこともある。私はコーヒーはブラック派なので関心がなかったこともある。あるときその「たら~り」の最後を指に絡めて美味しそうに舐めっている中国人をみたとき、「もしや?」と思った。そうなんです!これは日本で言うエバミルクなのだ。そういえば彼らはコーヒーに砂糖を入れないが、入れないのではなく入れる必要がなかったということか。エバミルクはなぜ缶詰に入っているか・・・。ベトナム戦争中、米軍がアジアの戦地の上空からこれを落としたそうだ。戦争しながら一方では赤子にはミルクを配給するなんてややこやしい話だけど本当らしい。それで落としても壊れないように缶詰らしい。腐らないようにコンデンスらしい。これを10倍だかに水で薄めて母乳代わりに赤ちゃんに飲ませたそうだ。確かに昔はエバミルクとコンビーフは缶切りが無くてもくるくる巻きあげて開けられるような鍵が缶に付いていたのを思い出す。日本にも昔からあったということは日本に戦後持ち込んだのも米国だろう。