2008-06-29

青く長い手を持つ海老

焼かれれば 青く長い手 赤くなりけり//青手長海老

夏はバーベキュウの季節、いろんな食材を焼く。昨日はお呼ばれ先で海老やお肉を焼いた。この海老の本体はボタン海老にお顔が似ている。手は細いので食べる所はほとんど無いが、体肉は美味。

2008-06-28

王様のソーセージ

森の王様とおだてられたり、ソーセージの王様とおだてられたり//ヘラジカ(エルク)



ソーセージとハンバーグにならない肉はないらしく・・・勿論ヘラジカのソーセージもホットドックとして味わえる。野生の肉はヘラジカに限らず、鹿なども肉の色は牛肉よりも濃い赤色で独特の野生の臭味も少しある。ステーキやシチューでも美味しくいただけるフィレ肉やモモ肉は狩りをしない一般市民にはシーズン以外は手に入りにくいが、スパイスで味を調えられるソーセージはボリューム満点であっさり味でお手頃。野生肉の食材を扱うコーナーで冷凍物が手に入る。横にお立ちになっているのはヘラジカ印のローカル特注ビールで、ヘラジカの体液(?)ではないですぞ、念のため。

2008-06-24

森の王様

我ながらみとれちゃう・・・//森のナルシスト


一番スウェーデンらしい動物といえばヘラジカ。ヨーロッパからの観光客(特にドイツやデンマーク人)はヘラジカを一目見るために動物公園に行ったり、お土産店で乾燥ウンチまで買っていく。ヘラジカのメスは角が無いのでちょっと目には馬にも似ている。カナダのムースは1トンをゆうに超える大型らしいけど、北欧のヘラジカ(エルク)は750kgほど。それでも早朝や夕方、薄暗くなるとの~っそりとまるでラクダのようにフラフラと出てくるのに出くわすと幽霊のように大きく、こわいこわい。ハイウェイを横切るヘラジカはおぞましい交通事故のもと。できる限り森の中で王様のままのっそりといてほしいもの。

サマーケーキ

ミッドサマーのデザートには私を忘れないで!//出盛りの苺

そのままで、アイスクリームと一緒に、またはケーキにしても・・・私はバニラアイスと一緒に食べるのが好き。日本には練乳というのもあったなあ。5月に良い天気が続くとミッドサマーまでに苺が無くなっちゃわないか・・・と心配になる。どんなことがあってもミッドサマーには苺を確保しなければならない。今年は1ℓ箱が25クローネ(約400円)、値段も安くて熟れ過ぎずにいてくれてありがとう。

2008-06-22

ミッドサマー2008-2

花冠をのせている乙女たち・・・



花冠を冠るのは子供や女性。白樺の葉っぱや細い針金を編み糸として花を編み込んでいく。女の子たちは9つの原っぱの柵を越え、7(または9)種の出きれば道脇に咲いている花を摘み、枕の下に敷いて寝ると未来の王子さまを夢に見ることができる・・・と言われている。

ミッドサマー2008-3

ミッドサマーの祝い料理、主役は誰?

主役は「茹でた新じゃが、ニシンの特製酢漬け」。サワークリーム、細ネギ、ゆで卵を添えていただく。ミッドサマーのデザートは「苺」とこれも決まっている。新じゃがと苺はこの時期のもの。その他に見えるものは鮭や鰻やヒラメの燻製、ヤンソンさんの誘惑、ローストビーフ、ゆで卵のキャビアのせ、なぜか春雨のサラダなど。魚は温製にも冷製にもよく燻製にされる。冷蔵庫で3週間くらいはもつけれど、出来立ての温かい鮭の軽い燻製なんかはほっぺたが落ちる。

ミッドサマー2008-1

一年で一番陽の長~い日//スウェーデン南部の夏至柱

「一年で一番日が長いからといって・・・それが何だ?」というふうにはスウェーデン人は思わない。何故かはよく分らないがこんな嬉しい日はないのだ。6月末の夏至の頃はまだ朝晩寒かったりもするが、それこそ、それが何だ・・・という感じである。太陽様を崇めスウェーデン人が一年で一番開放感を味わい楽しむ日。 ハメをはずしすぎる人たちも多発し、警察が最も忙しい夜でもある。この夏至柱を立ち上げるのは男たちの仕事、昔は女は触ってはいけなかったが、現代の女性たちは勇ましい。なんせ夏至柱は子孫繁栄を祈る男性のシンボルなのだ。この周りを輪になって老若男女手をつないで踊る。まあ、スウェーデン式盆踊りとでも言いましょうか。そのせいか、このせいかスウェーデンでは夏に出来上がるカップルが多く、その結果というか4-6月生まれの人も多く、出合った時期を記念してか結婚もまた夏至にする人たちが多い。歩いて行けるくらいの距離にあるあちこちの地域の広場で夏至のお祝いが行われる。中には民族衣装を着て民族音楽を奏でる本格的に伝統的なお祭りをやるところも沢山あるが、私たちは毎年親しい友人のサマーハウスに泊まりがけで出かけるので、その近所にある広場に行くのが習いだ。昼食のニシン料理のあと腹ごなしに今年も広場へ出かけた。クジを引いたり、キャンデーを買ったり、知り合いと立ち話をしたり、ポップコーンの列に並ぶ女の子たちの花飾りを眺めたり・・・いつものように1時間以上ぶらぶらとした。

2008-06-19

嫌われもの その1

人間が大切にしている野菜や花は特に大好物。好き嫌いもほとんどナシ、そろそろ何でもムシャムシャいきますで~!出番を待つ5月。//キラーなめくじ(体調約10cm)
今年のカボチャと大葉をいかにしてこの天敵から守ろうか・・・ と思うまもなく、カボチャの幼女たちは今年もこの茶色い怪物に全滅させられた。雑草を食ってくれないか!キラーと呼ばれるこの茶色ナメクジが10cmで良かった。これが1メートルだったら・・・。今日も我が夫はこの怪物を何匹取り除いたか・・・カレンダーに書き込む。「雨上がりの今日は19!」

ライラック その2

そろそろ使ってちょーだいな//5月のバーベキュー (グリル)

5月末になると我が家では今年のグリル開きが行われる。炭を買ってきて、グリルを掃除して、肉をマリネして野菜と一緒にただ焼くだけ。それにサラダでもあればご馳走だ。日本のような食材はないけれど、肉は安くて豊富だ。でも、秋刀魚や鯵、イカの塩焼きなんかもあれば焼いてみたいなあ・・・。夏になると雨さえ降らなければ、焼くものを変えてほとんど毎週末。このグリルは17年くらい使っているけど、まだまだ使えそうだ。

2008-06-18

ライラック その1

スウェーデンの卒業式の頃、私はたわわ//ライラック

深呼吸して肺の底まで届けたくなる6月初旬のライラックの香り。青紫、赤紫、白と三色ある。我が家にも3種類あって、この順で咲く。スウェーデンでは6月初めの卒業式の花といえばライラック。ちょっとヒヤシンスにも似た甘くてさわやかな香りだ。今年もむせるような無料の香りを吸い溜めしておいた。