2008-06-22

ミッドサマー2008-1

一年で一番陽の長~い日//スウェーデン南部の夏至柱

「一年で一番日が長いからといって・・・それが何だ?」というふうにはスウェーデン人は思わない。何故かはよく分らないがこんな嬉しい日はないのだ。6月末の夏至の頃はまだ朝晩寒かったりもするが、それこそ、それが何だ・・・という感じである。太陽様を崇めスウェーデン人が一年で一番開放感を味わい楽しむ日。 ハメをはずしすぎる人たちも多発し、警察が最も忙しい夜でもある。この夏至柱を立ち上げるのは男たちの仕事、昔は女は触ってはいけなかったが、現代の女性たちは勇ましい。なんせ夏至柱は子孫繁栄を祈る男性のシンボルなのだ。この周りを輪になって老若男女手をつないで踊る。まあ、スウェーデン式盆踊りとでも言いましょうか。そのせいか、このせいかスウェーデンでは夏に出来上がるカップルが多く、その結果というか4-6月生まれの人も多く、出合った時期を記念してか結婚もまた夏至にする人たちが多い。歩いて行けるくらいの距離にあるあちこちの地域の広場で夏至のお祝いが行われる。中には民族衣装を着て民族音楽を奏でる本格的に伝統的なお祭りをやるところも沢山あるが、私たちは毎年親しい友人のサマーハウスに泊まりがけで出かけるので、その近所にある広場に行くのが習いだ。昼食のニシン料理のあと腹ごなしに今年も広場へ出かけた。クジを引いたり、キャンデーを買ったり、知り合いと立ち話をしたり、ポップコーンの列に並ぶ女の子たちの花飾りを眺めたり・・・いつものように1時間以上ぶらぶらとした。